
機能性尿失禁は、尿漏れの種類の中で、唯一、泌尿器における異常がみられないものです。機能性尿失禁では、膀胱や尿道といった排尿機関は正常にもかかわらず、精神や身体機能の障害によって尿漏れが生じる症状をいいます。
よく見られるのは、老人性認知症によって適切な状況判断が出来ず、トイレではない居間やベットで用を足してしまったり、関節リューマチや腰椎といった身体機能が障害を起こし、運動能力が著しく低下した事で、トイレに行く事が出来ずに尿を漏らしてしまうといったような場合をいう尿漏れの症状です。
特に、高齢者は日常生活における食事や着替え、また排泄といった動作を行う運動機能が低下しているので、機能性尿失禁の典型的な症例であるとされています。
機能性尿失禁では、トイレまで間に合わなかったり、上手く排泄する事ができないので洋服が汚れてしまう事もあります。また、認知症が原因で機能性尿失禁になっている場合は、そもそも尿意が判断できなくなったり、自宅のトイレの場所がわからなくなってしまうといった症状が見られます。また、排泄物を隠したり、遊んだりするといった症状がみられる場合もあります。
機能性尿失禁の原因は身体運動障害で、トイレに行く事が出来ないので、尿意を感じてからトイレまで間に合う事が出来なのです。機能性尿失禁では、認知症などが原因で尿意が理解できなったり、トイレの場所がわからなくなっている場合には、明確な治療方法はありませんが、トイレ訓練を行ったり、尿意を我慢する事をもう一度覚えるなどの訓練が必要になります。
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